リフォーム会社との契約がすめば、いよいよ着工です。

工事が順調に進めば言うことはないのですが、工事や工事内容の変更など、結構トラブルや悩みが多いのがこの時期になります。

大金を支払うのですから、工事前・工事中どこに気を付けるべきか、しっかりと押さえて後悔のないリフォームにしていきましょう!

リフォーム工事前にしておくこと

男子社員
工事が始まる前に、工事全体の流れが書かれたスケジュールの確認が必要です
 

1、リフォーム会社より、スケジュールが記載された工程表を受け取りましょう。

2、リフォームは騒音や資材の搬入・搬出などにより、ご近所に迷惑をかけますので、トラブルを避けるためにも数軒先まで挨拶をし、スケジュールを知らせておきましょう。

3、マンションの場合は両隣、上下、上下階の両隣あたりまで挨拶をしておきましょう。管理組合への届け出も忘れずに行いましょう。

4、その他に、仮住まいの準備、家具の移動や荷物の引っ越しが必要でしたら、直前にあわてないようにしておきましょう。

女子社員
5、工事関係車の駐車場の確保、この際不要な家具のチェックまでしておくと、工事がスムーズに進みます!

6、水回りが使えなくなる時期は特に重要なので、事前に確認しておきましょう。

工事における不測の事態

男子社員
工事が始まったら、進行に伴って不測の事態が起きることもあるのがリフォーム工事ならではの難点です。

床を剝がしてみたら、柱や根太・大引きなどが腐っていたりと、基礎・構造部の補強が必要になるなど、追加工事が必要になることも少なくありません。

工事中にプランの追加や変更が出た場合は、説明を十分に聞き、納得の上で工事を進めていきましょう。

女子社員
事前の現地調査である程度予測できる場合もありますので、見積り時に追加工事の有無や費用の予測・確認をしておくと、あわてずに対処できるでしょう!

工事進行度のチェック

男子社員
工事がプラン通りに進行しているか、要望どおりの仕様になっているか、こまめに確認することが重要です。

あまり小さいことは工事作業者の機嫌を損ねることになるかもしれませんが、どうしても腑に落ちない場合は、工事が終了する前に申し出るのがお互いのためです。

コンセントやスイッチの位置など、内装工事が終わってしまってからでは変更ができない場合もあります。

言っておけば良かったと後悔する前に気が付いた時に早めに担当者へ申し出ましょう。

リフォーム工事前・工事中のチェックポイントまとめ

工事前に確認したいこと

□ ご近所へのあいさつ
□ 仮住まいの確保(全面リフォームの場合)
□ 不要な家具・住宅機器の処分
□ 水回りが使えなくなる時期の確認
□ 管理組合への工事の届け出(マンション場合)

工事中に確認したいこと

□ 間取りのチェック
□ 床の水平(ビー玉やパチンコ玉を置いてみます)
□ スケジュールのチェック
□ 危険な足場でないか(外装工事の場合)
□ 内装材の素材や色あいのチェック
□ ドア・窓・建具の色と位置・開閉の方式・方向のチェック
□ キッチン・トイレ・洗面台など住宅機器の種類や色、位置
□ コンセント・スイッチの位置と数
□ 照明器具の種類、位置と数
□ 収納スペースの大きさ、数、位置、隙間などのチェック
□ 工事の開始と終了の時間を守っているか
□ 騒音や溶剤の悪臭で迷惑をかけていないか
□ 部屋・場所ごとの壁と天井、床とシステム機器の色のバランスが合っているか

職人さんの中には集中しているとお昼時間も越してつい作業する場合がありますが、ご近所には騒音でしかありません。

男子社員
作業時間の厳守喫煙場所など決められたルールを守っているかもチェックポイントに入ります。

いい仕事をしてもらうために、毎回でなくても、お茶やお菓子の差し入れなどの大切なコミュニケーションもお忘れなく。

工事完了後のチェックは工事担当者と一緒に

男子社員
次にリフォーム工事が完全に完成する前に押さえておくべきチェックポイントを事前に把握しておきましょう!

工事が完成し、引き渡しの前に必ず「竣工検査」を行います。

竣工検査とは、契約時の図面通りにリフォーム工事が行われているかのチェックです。

図面と見積りの詳細内訳の仕様になっているか、確認してください。

必ず担当者に立ち会ってもらい、不具合があれば、その場で手直しの要請をしましょう。

建具の開閉の方向やスムーズに開け閉めできるか、手すりのぐらつきはないか、フローリングのきしみ音・たわみがないかどうか厳しくチェックします。

付けたばかりの設備機器や壁や床に傷がないかなど、住まい全体も見ていきましょう。

女子社員
この竣工検査の後に行われた手直しが全て終了した時点で残金の支払いを行いましょう!

アフターケア・保障のチェック

引き渡し後に新たな不具合や工事のミスが見つかった場合は、無償修理が可能かどうか、契約書の内容を確認しましょう。

男子社員
そのためにも契約書など工事関係書類は大事な場所に保管しておきましょう!

合わせて、リフォームローンや申請書類も同じところに保管しましょう。

契約書通りのアフターケアが行われない場合は、各地にある国民消費者センターか住宅リフォーム紛争処理センターに問い合わせてみましょう。

国民消費者センター

住宅リフォーム紛争処理センター

リフォーム竣工時のチェックポイント

女子社員
業者と一緒に丁寧に見ていきましょう。疑問や不安があれば、躊躇せず申し出ましょう!

□ 床のたわみ・きしみや床鳴りがないか。

□ 床の傾きがないか(ビー玉などで確かめる)

□ ドアや建具、窓などがスムーズに開閉できるか、開閉の方向は合っているか。

□ 壁や天井のクロスはきちんと貼られているか。しわやたるみ、亀裂や汚れはないか。

□ キッチン、トイレ、洗面所、浴室など、水がうまく流れるか、水漏れはないか。

□ システムキッチンの機器が作動するか。

□ スイッチやコンセントの位置は合っているか、電気がきているか。

一緒に保管しておく書類のチェック

男子社員
契約書と一緒に設備機器の保証書など、リフォームに関する書類は同じ場所に保管しておきましょう!

□ 竣工後の担当の連絡先

□ 契約書・保証書

□ 設備機器の保証書

□ ローン契約書類

工事中&完成・竣工時のチェックポイントのまとめ

今回は、リフォーム工事前・工事中&完成・竣工時の押さえておくべきチェックポイントをお伝えしました。工事が順調に進んでいるかどうか、PDFのチェック表を塗りつぶしていくことで、確認しながら安心して進めることができると思います。どうぞ印刷出力してご使用ください。

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