せっかくキッチンをリフォームするなら、あこがれの対面式キッチンにと、最近はかなりの割合で採用されているようです。
ところが、そんな万能であるはずの対面式キッチンですが、リフォームを終えいざ使い始めてみると、いろんな不満が出てくることも多いようです。
アイランドキッチンとペニンシュラキッチンとの違い
簡単に言えばアイランドキッチンとは、調理台が「島」ように壁から独立したもので、ペニンシュラキッチンとは「半島」を意味し、壁につながった調理台のことを言います。一般的に壁側にレンジフードを取りつけます。
アイランドキッチンとペニンシュラキッチン選ぶならどっち?
各メーカいろいろと対策が練られているようです、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
アイランドキッチンのメリット
・子供が料理好きになった。お手伝いをしてくれるようになった
・家族のコミュニケーションが増えた
・テレビを見ながら料理ができる
アイランドキッチンのデメリット
・壁のないアイランドキッチンは強力なレンジフードにしないと油が部屋中に広がる。
・油がはねて、床や壁がベトベトになる。
・高価である
・場所を取り、狭いマンションでは圧迫感がある。
・においが充満する
・子供が自由に出入りできるので熱湯、油、火元が危ない
・丸見えなので整理が不得意な方は散らかって見える。
アイランドキッチン本体の価格例
■リシェルPLAT:アイランド型 食器洗い乾燥機なし 170万円~(消費税及び搬入・取付・設置費等は別途)
ガラスパネルがコンロ前全面タイプとコンロ前ハーフタイプあり
■NASLUCK アイランド型サポートテーブル 95万円~(消費税及び搬入・取付・設置費等は別途)
ペニンシュラキッチンのメリット
・解放感があり、見栄えがいい
・料理・皿の出し入れが楽
・料理をしながら子供を見ていられる
・間取りの制約が少ない
・キッチン周りを一周できないが、前面がオープンなので、開放感あり。
ペニンシュラキッチンのデメリット
・常に片付けておかないといけない
・料理の臭いがリビングに充満する
ペニンシュラキッチン本体の価格例
■NASLUCK ペニンシュラ型 785,000円(消費税及び搬入・取付・設置費等は別途)
■LIXILシエラ:オープン対面キッチン ペニンシュラI型 キッチン部144万円(消費税及び搬入・取付・設置費等は別途)
■LIXIL システムキッチン シエラ ペニンシュラ型 間口2585mm 35万円~(消費税及び搬入・取付・設置費等は別途)
対面式キッチンのメリット&デメリット
ついでに対面式キッチンのメリットとデメリットも押さえておきましょう。
対面式キッチンのメリット
・おしゃれで解放感がある。友達に自慢できる。
・料理をしながら子供が見れる。
・テレビを見ながら料理できる。
・家族とのコミュニケーションがとれる。
対面式キッチンのデメリット
・キッチンが丸見えで隠せない。
・収納が少ない(吊戸棚が無い場合)。
・価格が高い。
・設置にスペースが必要。
・水はねがする。
・油はねや油・匂いが部屋中に広がりやすい(IHの場合は特に)。
対面式キッチンは解放感がある反面、水はねしたり、レンジフードの性能が悪いと、部屋全体に油や臭いが拡散して、お手入れが大変になる可能性もありますので、この悩みをクリアーできるメーカーと機種を選んでいきたいものです。
アイランドとペニンシュラキッチンの違いのまとめ
今回は対面式キッチンの不安要素の解消と代表的なアイランドVSペニンシュラの特徴と価格の違い、メリット・デメリットをお伝えしました。
現状のキッチンの悩みと要望を考慮したうえで、どちらのタイプの対面式キッチンにするかじっくり検討してみましょう。
1、予算に余裕があるか
2、小まめに片付けられるか?
3、対面式キッチンは壁付けよりも広い面積が必要
4、小さい子供に安全か?
5、吊戸棚が上にある場合窓からの光が遮られないか確認
以上のことに注意してキッチンのリフォーム計画を進めていきましょう!