長年使い込まれたマンションのフローリングは、重い家具の移動や水回りの湿気、直射日光などにより日々劣化が進んでいます。退去時にはフローリングの状態が気になるところですね。
退去時の原状回復では、フローリングの傷や色あせ、汚れなどが問題となります。フローリングの張り替えは必要不可欠な修繕工事となります。
フローリングの張り替え費用は、物件の広さや工事内容によって異なりますが、100,000円~200,000円ほどが相場です。退去時の原状回復費用として、敷金から差し引かれることになります。
この記事では、退去時の原状回復に関する詳細情報や、費用を抑える方法などについても解説しています。 賃貸マンションの退去をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
6畳 フローリング 張替え 費用:畳 撤去込み
フローリング張替え費用は張替え方法にもよりますが、大まかな金額をおさえておきましょう。
当アイピーハウスのフローリング張り替え費用は一坪あたり3.5万円(税抜)になります。
6畳間の床面積は3坪(10㎡)ですので、3.5×3=10.5万円(税抜)。
通常
6畳間フローリング張り替え費用=10.5万円(税抜)のところ
アイピーハウスでは、畳み徹去後、垂木下地組みで100,000円(標準フローリング・税抜)です。
畳の撤去費用込み
※防振・音対策ゴム貼りフローリング仕上げ 巾木は別途になります。
※フローリングの剥がし張り替えは別途見積り。
急な引っ越し、賃貸マンションのフローリング工事にも対応。
東京都内でしたら、見積りは無料。迅速に対応いたします。
「アイピーハウス株式会社」フリーダイヤル0120-454-282までお気軽にお問合せください。
20畳 フローリング 張替え 費用
アイピーハウスのフローリング張り替え費用は一坪あたり3.5万円(税抜)。
20畳は、11.03坪ですので、11.03×3.5万円=38.6万円(税抜)となります。
畳み徹去後、垂木下地組みの料金です。
畳の撤去費用込み
※防振・音対策ゴム貼りフローリング仕上げ 巾木は別途になります。
※フローリングの剥がし張り替えは別途見積り。
16畳 フローリング 張替え 費用
16畳は、8.8坪ですので、8.8×3.5万円=30.8万円(税抜)となります。
畳み徹去後、垂木下地組みの料金です。
畳の撤去費用込み
フローリングの張替え方法
一言で床のリフォームと言っても下地や場所などの構造の違い、劣化の進行、素材のグレードなどによって異なってきますので一概に言えませんが、工法や材質の違いに分けて解説してまいります。
フローリングの張り替え方法には大きく分けて3つの工法があります。
1、畳を撤去、フローリングに張り替える方法
2、重ね張り工法既存のフローリングに上張りする方法
3、張り替え工法:古いフローリングをはがし、張り替える方法
※数十年が過ぎた戸建て住宅の場合は特に、床や畳をはがしてみると思った以上に下地が傷んでいたり、大引きや根太といった床材や家自体を支える重要な木材が湿気やカビ、時にはシロアリなどでボロボロなど、床を剥がしてみないとわからない場合もあります。
年数や日当たりなどの状況により異なりますので、それぞれのメリット・デメリットと材料のグレード・費用など相互的に判断していきましょう。
1、畳を撤去、フローリングに張り替える場合
スタンダード品(当社指定)
6畳:商品代+畳撤去+下地等工事費
=105,000円(税別)
こんな場合におすすめ
・和室を洋室にリフォームなど、部屋を一新したい場合
・ベッドを置いたり、車椅子を使う場合
・畳の湿気・カビ・ダニが気になる方
工事の流れ
畳を撤去、床の高さを合わせるために下地作成後にフローリング張り。
2、重ね張り工法 : 既存の床材の上に新しいフローリングを張る方法
スタンダード品(当社指定)
6畳:商品代+下地等工事費
=42,000円(税別)
こんな場合におすすめ
・根太・垂木など下地に傷みがない場合
・費用を安くおさえたい
重ね張り工法のメリット
・費用が安い
・工期が短い
重ね張り工法のデメリット
・9mm~15mm板の段差ができてしまう(特にサッシ部の収まりが悪い)
・きしみや凹み、床鳴りを治すことが出来ない
・下地が結露・湿気でカビが生えたり、腐っているかわからない
・下地を補修できない。
3、張り替え工法 : 既存の床材を剥がして新しいフローリングを張る方法
こんな場合におすすめ
・バリアフリーにしたい(段差を無くせる)
・床のきしみ・防音・床鳴りの対策ができる。
張り替え工法のメリット
・段差がなく見た目もきれい
・下地の点検・補修・清掃ができる
張り替え工法のデメリット
・費用が高い
・工期が長くなる
・費用は6畳間の場合、9~18万円の幅があり、12万円が平均的な相場となります。 |
・8畳間は約15万円が相場 |
・12畳間は約20万円が相場 |
環境を重視したフローリング材の場合
ある遮音フローリングの価格
平米価格:6,095円(税抜き)
入り数:3.13平米・24枚入りで約19000円の場合
例:6畳間の場合は×3箱=57000円(材料費のみで)
↑ある遮音フローリングの構造図
上下階の音が響きやすいマンションにはLL-45以上の等級の防音床材が最適です。
メーカーでは高価になりますが、Panasonicの「ウッディ40耐熱」「ウッディ45耐熱」「ウッディ45」などがブランドとして有名です。
防音ありのフローリングは+数万円~を見ておくといいでしょう。
床鳴り防止:根太に遮音ゴム
また、床材素材の他にも遮音ゴム・遮音マット・遮音シートにより防音性を高める方法もあります。
遮音ゴムの場合、6畳で+2万円になります。
6畳10.5万円+2万円=12.5万円(税抜き)
写真は床鳴り防止のために根太に「遮音ゴム」を貼っています。
※マンションによっては、使用するフローリングの遮音性能を規約で定めている場合もありますので、リフォーム前にチェックしておきましょう。
又、フローリングではなくクッションフロアの場合は厚みのあるシートを張替えるだけで工事ができるため、比較的安価に交換できます。
クッションフロアは6畳間の場合は張替えが約6万円、重ね張り工法なら約5.5万円が一般的な相場になります。
フローリング張替え工事に伴うその他の費用
生活している住宅のリフォームでは大事な家具の移動や養生も必要な作業になってきます。
また、既存のフローリングや畳の撤去・搬出、処分、フローリングの下地となる床下地工事まで様々ですので、状況に応じてリフォームの金額は変化してきます。
床材メーカーや、合板か無垢板などのグレード・防音・断熱などの性能によっても価格が異なってきますので、目的と予算に見合った素材を決定しましょう。
フローリングリフォーム・費用の相場のまとめ
今回は大切な住居を長持ちさせ、お部屋の雰囲気を一新させるフローリングリフォームで「フローリングの張替費用の相場」と「フローリングの張替え方法」についてお伝えしました。
特に小さな子どものいる家庭は、走り回る音や物を落とした音など、さまざまな生活音が気になり、時に近隣トラブルの原因になりかねません。
フローリングの劣化や構造的な欠陥は、快適な生活を妨げます。
現在、防音・きしみ・カビなどの床のお悩みがありましたら、早めの床リフォームをおすすめします。
床・フローリングのお悩みを解消して、家と住む人を守り、家族が健やかに健康的に過ごせる空間を作り上げて行きましょう!