断熱リフォームで住居・家族を脅かす湿気とカビ対策を!
1位「光熱費を安くしたい」が41%
2位の「水道代を安くしたい」が34%
3位が「カビの発生を抑えたい」が33%
4位窓の「結露を防ぎたい」が21%
5位部屋の「部屋の寒暖差を失くしたい」が20%
とその悩み・不満は断熱性能に関するものが多く占めています。
梅雨から夏にかけてのジメジメした時期や、冬場の閉め切った空間では部屋中のモノが湿気とカビの対象となり、衛生的にもよくありません。
高価な革製品や洋服につくカビや虫食い。時には健康被害に発展する菌類の繁殖など、目に見えないところで、私たちの生活を脅かしています。
リフォームを考えている方は住居と住民とモノを脅かす湿気とカビの知識を知ったうえで、窓の位置や間取り・家具の配置を考えてみてはいかがでしょうか。
今回は家や部屋の湿気をため込まない効果的な換気法と政府も推進している断熱リフォームについてお伝えいたします。
記事を読むことにより、あなたのリフォームに関する疑問・悩みが解消され、理想の住まいの実現に向けてお役に立てれば幸いです!
部屋に湿気をため込まないために
梅雨時期だけでなく、閉め切った冬の室内、室温が25度以上になったり、加湿器などにより加湿しすぎるとカビにとって絶好の環境になります。
そのためには入り口と出口の2方向に空けられる窓が必要になりますから、リフォームの前に空気が停滞しがちな場所がないかチェックしておきましょう。
また、窓があっても、その間に空気を遮る家具や仕切りがないかも確認します。
冬の時期に外気との温度差により生じる結露もカビが生える原因となります。
湿気のこもりがちな押し入れや下駄箱、流し台の開き戸など、扉を開けて、扇風機を当てて風の入り口と出口を強制的に作ってやりましょう。
1か所2時間も扇風機をかければ、かなり湿気が取れるでしょう。
この扇風機の風を利用すれば、窓が少ないお風呂場や脱衣所の湿気も取ることができます。
ただし、天井などにすでにカビが生えている場合は、カビの胞子を部屋中にまき散らすことになりかねませんので、アルコールを含ませた布などできれいに拭き取り、除菌した後に行いましょう。
花粉やPM2.5、黄砂の飛散が多い時期は窓を開けるのは避け、エアコンの除湿などで対処しましょう。
エアコンのフィルターにホコリやカビが溜まっていると、部屋中に拡散・培養してしまうので、季節の変わり目を目安にフィルターの清掃をおすすめします。
衣類を湿気・虫から守るひと手間とは
大事なウールなどの洋服は使ったらクリーニングをしないと、たんぱく質や脂質の付着を虫は好みます。
クリーニングに出した洋服は湿気がこもっていないかチェックした後、ビニールのまま防虫剤と防湿剤を入れてテープなどで密閉しタンスにしまいます。
こうしておけば、梅雨時も湿気の心配はいりません。
梅雨が終わったら、防湿剤だけまた新しいものと取り換えましょう。このひと手間が大事な衣類を長持ちさせるコツになります。
毎年恒例にして、いつ取り換えたか日記に書くか、本体にマジックで年月日を書いておくと一目瞭然です。
革製品はしまい込まない
コートやバッグなど、革製品はカビが生えやすいものです。
革製品はしまい込まないで、常に見えるところに置きましょう。
お手入れはたまに乾いた布や馬油でさっと拭くだけでOKです。
もしもここ何年も使わないバッグがあったら、この先も使わないかもですね。
そんな時は思い切って「メルカリ」「ヤフオク」などでリュース(断捨離)してもいいのではないでしょうか?
押し入れの片隅でホコリやカビを被るよりはるかに有効利用の場が期待されそうです。
断熱リフォーム
環境省では「COOL CHOICE エコ住キャンペーン」と称し、冷暖房を使いすぎなくても、冬は暖かくて夏は涼しい家を目指し住宅のリフォームを推進しています。
断熱リフォームは未来への投資
更により高い断熱性能を持たせると約半分の年間7万7千円まで抑えられます。
1年間では大きな差に感じませんが、30年後には、その差はなんと222万円に!
断熱リフォームは未来の家族、そして地球にもやさしい投資となるでしょう。
断熱リフォームの種類
それぞれの住まいの断熱リフォームの種類は次のとおりです。
天井断熱リフォーム
夏の天井裏の気温は50℃以上に達することもあります。
天井裏に断熱材を敷き詰めることで夏は室内の火照りを抑え、冬は室内から熱が逃げていくのを防ぎ冷暖房効果を高めます。
床断熱リフォーム
冬の冷たさは足元から感じるものです。
床下にマット・ボード状などの断熱材や気流止めを施工することで、冷気の侵入や底冷えを防止します。
浴室断熱リフォーム
浴室リフォームにあわせて、窓や躯体を断熱施工することや断熱タイプのユニットバスに交換することで暖かい浴室に生まれ変わります。
さらに、浴槽に保温材のついたユニットバスにすることで、湯温も下がりにくくなります
窓断熱リフォーム
断熱リフォームを検討するなら、まずは効果の高い窓から。
断熱リフォームすることで室内側の結露防止、防音などにも効果があります。
また製品によっては防犯性が向上します。
現在の単板の「窓」が寒い場合や結露が気になる場合
【対応策1】カバー工法+複層ガラス・ペアガラス
【対応策2】内窓の取りつけ(二重窓)
インプラスの空気層
インプラスを取り付けることで、既存の窓との間に空気層が生まれます。
これが壁の役割となり、断熱効果や防音効果を生み出します。
あっという間に快適さがアップ
今ある窓の内側に取り付けるだけ。しかも1窓あたり約1時間のスピード施工。マンションのリフォームにもおすすめです。
※施工現場の状況により施工時間が異なる場合がありますので、目安としてお考えください。
外壁断熱リフォーム
更に断熱リフォームは電気代の節約ばかりでなく、カビなどの発生を抑え、アレルギー症状を改善することが期待できます。
また、部屋ごとの温度差が減少し、ヒートショックの予防につながり、安心安全な暮らしを送ることができます。
長期優良住宅化リフォーム推進事業
長期優良住宅(増改築)認定を取得し、さらに省エネルギー性能を高めた場合1戸につき250万円まで。
補助対象リフォーム工事費等の合計の1 / 3の補助を得ることができます。
補助対象になるかどうか一度調べてみるといいでしょう。
補助金を利用した断熱リフォームのまとめ
今回は人とモノを脅かす湿気とカビ対策と補助金を効果的に利用できる断熱リフォームについてお伝えしました。
扇風機の換気も効果的ですが、部屋ごとにするのは面倒かもしれませんね。
そんな時はリフォームを機に「同時給排形換気扇」や「24時間換気システム」を検討してはいかがでしょうか。
また、リフォームによって収納スペースを広げるのもいいのですが、一番大事なのは物を置きすぎないこと。モノの置き場所を決めて、何がどこに置いているのかを把握しているかです。
せっかくリフォームしても、部屋中がモノにあふれてしまったり、収納スペースが満タンだったりすると、そこから湿気やホコリが溜まり、カビが繁殖、不衛生になりかねません。
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